今夜は夜更かし、さらば現実

jazzとrockなどの音楽や洋画と洋画内の俳優に熱心なドイツ語を勉強している文学部生による

グッド・ウィル・ハンティングと夜更かし



グッド・ウィル・ハンティングと夜更かし。


1997年公開。主役のウィルを演じるマット・デイモンとそのツレのチャッキーを演じるベン・アフレックが脚本、ロビン・ウィリアムスがウィルのカウンセラーとなるショーンを演じています。


夏季休暇も佳境のため、本腰を入れて夜更かし、それにしても普段寝る時間から観始めると朝刊が来てしまって寝なければいけない気持ちになります。なんたって朝刊を配っている人にとって、それは朝であり、ポスト投函の音は我が夜の延長打ち切りの音です。


ショーンに、ああ言えばこう言う!それなのに簡単な質問には答えられない、答えを知らないんだ!とウィルが言われるところ、あぁ…うぅ…、 


『今を生きる』を観ておもったことであり、今回もおもったことであり、ロビン・ウィリアムスみたいな先生に出会いたいわと、生徒を、まぁショーンにとってウィルは生徒ではありませんが、子どもを信じながら、子どもが大切なことに気づくまで真摯に待つということができる大人って、なかなか、なかなかいないのではないかと。


信じて待つというと、走れメロス、という感じですが、あれが名作たる所以はそのテーマが人間にとって重要なものであるからであると思われるのですが、信じて待つことは難しくも大切なことなんだと思いますが、ほんとうに難しい。


それをやってのけるショーンはすごい、人間を救える人間、ほぼスーパーマンです。


以下、ものすごく私見


ところでこの映画にぐっっと来なかったのは、観つつ、ウィルには白馬の王子様のごとく、ショーンがあらわれ、救いを与えられるわけですが、救いも才能もない人生も多いところ、ウィルは才能という宝くじを当てて、王子様に救われ、お姫様を見つけるので、あぁ、そんなん、良いなあと、そのような感想を抱いたからで、抱いた自分に落胆したのでした。


この映画好きな友人ともういっぺんみたいです。